はいさーい(女性は、はいたーいです。)
めんそーれ!
当社の東京/大阪/沖縄航路は、沖縄県の皆さまに食料品や日用品から建設資材、建設機械まで様々なものをお届けしています。その歴史は、古く1972年からですので来年で50年となります。当社と長いお付き合いがあるここ沖縄より本土では経験できない風習(行事)がありますのでその一つをご紹介したいと思います。
沖縄県は、東京から約1500キロメートル離れ、有人、無人の島を合わせると363の島からなる島しょ県です。また、県全体が、まるごと亜熱帯に属しているので年中、温暖な気候です?。 県内で生活する上で大事ものが「県民手帳」や「かりゆし手帳」と呼ばれている手帳です。沖縄はとても「風習(行事)」を大切にしており、その風習は旧暦で行われることが多いのです。その為、この手帳には旧歴が記されておりそして、沖縄ならではの風習の説明も併せても載っています。
また、バス路線やタクシーに関する情報や観光、更には防災に関す事、はたまたイラストで月毎の服装についても紹介されており、沖縄生活初心者の私たち夫婦には、ガイドブックと生活に関する情報が一冊にまとまった非常に心強いアイテムです。
話がそれましたが、つい最近にありました年明けの大きな行事「鬼餅(ムーチー)」をご紹介します。
「鬼餅(ムーチー)」とは、毎年旧暦の12月8日に仏壇や神棚、ヒヌカン(火の神様)に月桃(カーサー)やクバの葉で包んだ蒸した餅を供え、無病息災を祈願するという伝統行事です。月桃の葉には抗菌作用や防虫効果があることから、沖縄では邪気を払う薬草として親しまれており、とても簡単に手に入ることから「月桃鬼餅(カーサームーチー)」とも呼ばれています。
味は、田芋、黒糖、紅イモ、チョコレートなど各家庭でいろいろな味のお餅を作るそうですが、我が家は、田芋、黒糖味を近所のスーパーで購入しました。袋を開けると月桃の葉の独特な香りがしました。シナモンな感じとでも言うのでしょか。その香りからスパイシーな味を想像したのですが、田芋は、本来の餅の甘さに少し甘めが足されたような味。黒糖味もほどよく黒砂糖の味がしてこれまた まーさん 。
ペロリと食べてしまいました。
ただ、かなりもちもちしているので少し食べづらいと思いましたが、実は、お餅が伸びれば、伸びるほど健康・長寿の祈願となるそうです。 お正月があけると餅粉や月桃の葉など食材がスーパーなどの店頭に並び、沖縄の皆さんが大切にされている風習の一つだなと垣間見る事ができ、貴重な体験をさせて頂きました。
そして、先程、年中温暖な気候と紹介しましたが、1月の沖縄は北から北東の風が強く吹き、肌寒く感じる日があります。意外に寒くてびっくりです。そして大寒の時期を「ムーチー(鬼餅)ビーサー(寒い)」とも呼ぶそうです。
この他にもいろいろな行事がほぼ毎月何かしらあるのですが、昨年は、コロナウイルス感染拡大防止により多くの行事が中止や延期となりました。 何の気兼ねもなく美ら海に囲まれたここ沖縄の文化に触れ合い、綺麗な景色を楽しめる日が早く来る日を願っております。また、そのような沖縄に沢山の人が来て下さることを心待ちにしております。
まっちょいびんどー!