NPO法人日本ウミガメ協議会付属黒島研究所へ贈呈した調査船「AKARI」の寄贈セレモニーを11月7日(月)にNPO法人日本ウミガメ協議会付属黒島研究所にて開催されました。
詳細はhttps://www.kyk.co.jp/csr/kuroshima/こちらにも掲載しておりますのでご覧ください。
きんゆう便りでは本編で紹介しきれなかった黒島の魅力を中心にお届けしていきます。
近海郵船は2023年4月に創立100周年を迎えます。
100周年を迎えるに当たり、近海郵船として出来ることは何かと様々なイベントを模索する中で関社長の「形に残ることをしよう」の一声で話は一気に加速し、黒島研究所へ調査船「AKARI」を寄贈することが決まりました。
実は「AKARI」自体は8月に黒島研究所へ引き渡しを完了していましたが新型コロナウイルスが猛威を振るっていた為、寄贈セレモニーは延期され11月に入りやっと開催できたのです。
当日は天候にも恵まれ日本ウミガメ協議会から2名、黒島研究所から2名、近海郵船から6名のウミガメ愛好家が一堂に会し、滞りなく寄贈セレモニーが執り行われました。
恐らくこの記事をお読みの多くの方は「黒島ってどこ?」とお思いのことでしょう。
まずは黒島の説明から。黒島とは石垣島から観光フェリーで30分程に位置するサンゴ礁が隆起してできた平坦な島です。主な産業は畜産業と観光業となります。なんと島の人口220人に対して牛の数は3000頭を超えるとのことですのでいかに畜産業が盛んかお分かりの事と思います。畜産業が根付いたきっかけの一つに水道の整備があります。かつての黒島は雨水を貯めて水を調達していましたが昭和50年にお隣の西表島から海底送水が実施され、安定して水を得ることが出来るようになりました。温暖な気候、豊富な水のおかげで畜産業が黒島の主要産業に成長したのです。
もう一つの産業である観光業ですが、黒島研究所の隣にもダイビングショップがあり、八重山諸島の雄大で美しい海を楽しみに来る観光客が後を絶たないようです。
現に私たち近海郵船一行も寄贈セレモニーという一大イベントを終え、お昼には古民家で八重山そばを頂き、黒島研究所の方々に島内を案内して頂いたあとには「次はいつ来る?」なんて空気になっていたのです。
仕事で訪れていたにもかかわらず気持ちは完全にOFFモード。スマホの電波が微妙に弱いのを良いことに、社給スマホを放置し黒島を満喫しました。
夕方に石垣島に戻ってからも寄贈セレモニーに参加したメンバーで島酒と島の旨い肴を頂き、それはもう非日常の極みでした。
近海郵船はこれからも黒島研究所の活動を支援していきますので、それらの活動については当社HP内にある「黒島研究所」レポートにあげていきますのでこちらもお楽しみください。
最後になりますが、日本ウミガメ協議会のM沢会長は四国にある四国水族館の館長も務めていらっしゃいますので近くに寄った際には是非四国水族館へもお立ち寄りください。