私は2019年4月に近海郵船に入社し、最初の配属が常陸那珂でした。朝、事務所へ向かういつもの道では港へ向かうトレーラーを数多く見かけます。このトレーラーを自分の会社の船で北海道の地まで運んでいると考えると何だか誇らしい気持ちになり、日々の仕事に対してとても有意義に取り組めています。そして今回は「近海郵船が運航する常陸那珂–苫小牧航路は令和元年5月で20周年を迎え、本州と北海道を結ぶ基幹航路として日本の物流を支えているんだ!!!」・・・という熱い思いを込めて、茨城県の常陸那珂周辺の魅力をご紹介していこうと思います。
①国設ひたちなか海浜公園
「ネモフィラ」という花をご存知の方は多いのではないでしょうか。SNSなどでも毎年GW頃になると話題になっているように、淡い水色が見晴らしの丘一面を彩り、世界の名所を紹介する本にも取り上げられるほど美しい景色が広がります。ネモフィラ以外にも秋にはコキアという真っ赤に紅葉するもふもふの可愛らしい植物を鑑賞することが出来ます。一転、お盆の時期には「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」が開催され年々規模が拡大しているそうです。噂によると冬季のイベントを模索しているようで、決まれば通年イベントが開催され、さらに魅力溢れる公園になりそうですね!この敷地は昭和時代に国営地として建設され、現在では約200haが公園として営業されています。広大な敷地なのでレンタルサイクルがあるのですが、ぜひ電動自転車を借りてください。敷地内は起伏があるので、普通の自転車では足がパンパンになって見晴らしの丘に登る元気がなくなってしまいます。私は実際に電動自転車を借りなかったばかりにコキアが彩る見晴らしの丘を下のベンチから眺めることしかできませんでした・・・。花には興味の無かった私でも、今年に入ってから4回は足を運ぶほどの絶景です! 一見の価値あり!!
②那珂港おさかな市場
那珂湊漁港に隣接する魚市場で、その日の朝に水揚げされた新鮮な海の幸を堪能できる活気溢れる魚市場です。鮮魚店や干物店が軒を連ね、軒先では生カキを頂くことが出来ます。連休では駐車場に入るまでに30分ほど待ち時間が発生する場合もあるので、連休中に足を運ぶ際はひたちなか市のHPに掲載されている迂回ルートを通って臨時駐車場に車を停めてから、存分におさかな市場を楽しみましょう!お酒を嗜まれる方にはJR勝田駅からひたちなか海浜鉄道湊線を使い、那珂湊駅までのローカル線の利用をお勧めします。マニアにも人気があり、映画撮影にも使用されたりする木造駅舎には昭和レトロを感じられますよ!
③干しいも
干しいもを召し上がったことのある方はどのくらいいらっしゃるのでしょうか。私は常陸那珂に配属になるまでは口にしたことがありませんでしたが、食べてみてビックリ。もちもちとした食感と噛むほどにあふれ出るサツマイモの甘みに舌鼓!茨城県は干しいもの約8割も生産している一大産地で、1908年頃にここ常陸那珂で生まれたと言われています。常陸那珂を車で走っていると所々に干しいも販売店が店を構えており、多くは自身の農園で採れたサツマイモを加工して販売をしているようです。私が実際に購入したお店では農家の方が店頭に立って、品種による違いなどを事細かに教えて下さいました。生産者の方とお話をしてから食べる干しいもは生産者の方の思いを直に感じることが出来るのでおいしさ倍増です。ぜひ本場の干しいもをご賞味ください!
今回ご紹介した以外にも常陸那珂には皆さんの知らない魅力がたくさん潜んでいます。ぜひ常陸那珂へ足を運んで見つけ出してみてください!!